

こんにちは!皆さんは、枚方に工具を作り続けて約100年という老舗工具メーカーがあるのをご存じですか?
13回目の今回は、枚方市招提田近に本社工場のある室本鉄工株式会社さんにおじゃましました!
2016年度「大阪の元気!ものづくり企業」に認定され、同時に「知的財産部門賞」を受賞。また、2016年に大阪府優秀技能者表彰(なにわの名工)を受けた者も在籍されており、不良品ゼロを目指す熟練工たちによる高い技術力や、優れた製品力を持つ企業として認められています。現場で工具を扱うプロはもちろん、同業他社からも「難しい注文や要望も、室本さんなら」と言われるほど、ものづくりのプロから絶大な信頼が寄せられているんだって。すごいね!
今回は工具を製作する室本鉄工さんの心臓部、工場の中に潜入してきました!
ものづくりのプロが愛用する工具をつくる

室本鉄工株式会社 石濵順也 社長から、真剣に話を聞くひこぼしくん
ひこぼしくん こんにちは!今日はよろしくお願いします。
社長 こちらこそよろしくお願いします。
ひこぼしくん さっそくですが、室本鉄工さんでは工具を作っていると聞きました。どんな工具ですか?
社長 当社は、プロのものづくりの人たちが扱う専門的な工具をメインに作っています。例えば車や機械を作る工場などで、金属を切ったり削ったり、鉄板に穴を開けることもできるんですよ。でも最近は、プラモデルやワイヤークラフトなど、趣味のシーンで愛用くださる方も増えています。
ひこぼしくん 室本鉄工さんでは、約100年も前からそうした工具を作っているんですか?
社長 そうです。創業は1927年1月で、以来、人の手で動かすハンド工具や、圧縮した空気の力で動かすエアー工具を作ってきました。今は 90 名ほどの従業員で、ハンド工具「MERRY(メリー)」とエアー工具「NILE(ナイル)」という2つの自社ブランド製品に加え、「こんなものが欲しい」というお客様のニーズに合わせたオーダー製品も多数作っています。
メリーハンド工具は100年ほど前から、ナイル空気工具は60年ほど前から作っていて、特に銅線や鉄線など固い素材を空気の力で切断する「エアーニッパ」 において、弊社はパイオニア的な存在なんです。

MERRY(メリー)ハンド工具

NILE(ナイル)空気工具
ひこぼしくん すごい!ちなみにどれくらいの数を作っていますか?
社長 数えきれないほどです(笑)。「MERRY」ブランドのハンド工具類だと約400アイテム。「NILE」ブランドのエアー工具類が約300アイテムで、売り上げの約半分がオーダー品です。お客様の設備や「品物をこういう風に切りたい」といった要望に合わせて製作したオーダー品が標準品になったり、その逆もあります。
ひこぼしくん それだけあると、きっと図面も多いですよね。
社長 当社は5年ほど前から紙の図面を電子化して整理し、管理しやすくなりました。製造途中の仕掛品(しかかりひん)も、受注や出荷などのデータを分析して、年間でどれだけ在庫があれば良いかの適量を把握できるようになったため、ムダも減りました。
ひこぼしくん デジタル化が進んでいる!工場の中も機械化が進んでいるんですか。
社長 はい。でも人の手でしかできない工程もたくさんあります。それでは職人たちがどのようにして作っているか、メリーハンド工具とナイル空気工具、そしてエアーニッパの替刃の3つの工程を、工場でご覧いただきましょう。案内人は実際に働く職人たち。気になったことはどんどん質問してください。
体験型工場見学に出発!
【1】 メリーハンド工具「ニッパ」をつくる

長谷部さんとひこぼしくん
長谷部さん これからハンド工具の「ニッパ」ができるまでをご覧いただきます。
ひこぼしくん ニッパって、ペンチに似てますね。
長谷部さん でも役割が違います。ペンチの役割は「つかむ、曲げる、切る」ですが、ニッパは「切断」に特化しています。この丸い鉄の棒からニッパの形になるまで、ご覧の通り6つの工程があります。
ひこぼしくん だんだん形になっていくんですね。

丸い鉄の棒からニッパの形になるまでの6つの工程

左からだんだんとニッパの形に近づいている
長谷部さん まず工程の1つ目。真っ赤に焼けた鉄の棒をパンパンと叩いてのばします。叩いて柔らかくなった鉄を金型に入れ、圧力を加えて形を作っていきます。これを「鍛造(たんぞう)」と呼びます。
ひこぼしくん まだ、鉄の棒ですね。
長谷部さん 2つ目は小穴加工といって、左右の鍛製品を合わせるのに必要な穴をドリルで開け、規定通りの寸法に仕上げます。

(1)鍛造品と、(2)小穴加工
長谷部さん 3つ目がミーリング。削りながら鍛造品同士がうまく重なるように形作ります。
4つ目がカシメといい、ここでリベットという円筒状の物で、2つの鍛造品を接合します。
ひこぼしくん あ、ニッパの形になった!

(3)ミーリングと、(4)カシメ
長谷部さん 5つ目がロータリー研磨。リベットが入ったニッパ本体のでっぱりがないよう厚みを整えていきます。
最後に6つ目が、表刃・裏刃(おもてば、うらば)加工といい、刃先の形状を作ります。

(5) ロータリー研磨と、(6) 表刃・裏刃加工
ひこぼしくん 1つ1つ、すごく丁寧に作っていくんですね?
長谷部さん そうです。昔は全て手作業でしたが、今は機械です。部品が組み上がったら熱処理し、刃の部分を硬くしてから全体を磨いて仕上げていきます。その作業はとてもデリケートなので、人の手で行います。

舩戸さんとひこぼしくん
舩戸さん ここから「熱処理」を行っていきます。今の6つの工程を経て、さらにニッパとして鉄の強度を高めるため、「加熱」と「冷却」を繰り返していきます。これを「熱処理」と言います。
では、こちらのモニターで熱処理の工程をご覧いただきます。まず「焼入れ」。高温で熱した鉄を急激に冷やすことで、鉄が硬くなります。でもまだ不十分なので、再度加熱します。これが「焼戻し」で、硬く粘り強くなります。そうすることで少し柔らかくなります。

モニターで熱処理の工程の説明を受けるひこぼしくん
ひこぼしくん なぜ柔らかくするの?鉄は硬くなきゃ!
舩戸さん もちろん硬くします。しかし硬いだけでは、もろくなり割れやすくなります。過熱と冷却を繰り返して硬さと粘り強さのバランスをとり、私たちの目指す鉄の性質に変化させるのです。
ひこぼしくん 室本鉄工さんが目指す、鉄の性質?
舩戸さん 太い銅線や鉄線もスッパリ切断でき、耐久性のある高い品質の鉄です。さあ、次は刃の部分だけをよりしっかり硬くする作業です。
【2】 匠の技で「研ぐ」、「磨く」

刃の部分だけを、よりしっかり硬くする作業

ニッパの刃の部分が、赤くなっている
ひこぼしくん あ、ニッパの刃の部分が、フワッて赤くなった!
長谷部さん いま赤く輝いた部分は高周波を当てており、約800度と高温です。その後すぐに油で急冷し、それからテンパ炉と冷却炉で、鉄に粘り強さを出す焼戻し作業を行います。これにより刃物に適した強い鉄の性質に変化させます。
ひこぼしくん 炉は大きくて、牧場のサイロみたい。
長谷部さん では次の工程である、刃付けの作業へ進みましょう。

職人さんが光を利用して刃付け作業を行っている
ひこぼしくん この部屋は日の光が入って明るいですね。
長谷部さん ここでは職人さんが光を利用して、刃付けというとても大切な作業をしています。刃付けとは、刃先を鋭利に磨き上げ、切れ味を出す作業です。刃付け作業前は、刃を閉じても隙間が空くんですが、それをダイヤモンドやすりや砥石で、刃に角度をつけながら研ぎます。そして光にかざしてチェック!刃を閉じても光が通らないことを確認できたら切断テストで切れ味を確認します。一丁一丁、手作業です。

一丁一丁ていねいに磨いた、たくさんのニッパ

刃付け作業前は、刃を閉じても僅かに隙間が空いている

切断テストで切れ味を確認
ひこぼしくん なぜ刃の部分だけを丁寧に磨くんですか?
長谷部さん ニッパにとって、刃は重要かつ繊細な部分だからです。それに使い続けるうちに、どうしても摩耗して隙間が生じたり、刃以外の部分が干渉しあったりして切れ味が悪くなったりします。だからこの刃付け作業はトレーニングを積み、認定を受けた特別な職人が担当します。刃付け作業は、はさみや包丁を作るときにも必要な大切な作業なんですよ。
ひこぼしくん 特別な人しかできないんだ。
長谷部さん しかも、切る物にストレスを与えずスムーズに切断できるよう、我々が使う道具の粒度にもこだわります。多種多様な刃があるのは、我々の切断への探求と工夫。あと耐久性を保つため、リベットなど周辺部品にもこだわっているんです。
ひこぼしくん 今日の職人さんは、どれくらい刃付け作業をやっていますか?
長谷部さん 約5年です。そんな刃付け職人がいくら磨いても切れないニッパがこれです。なぜ切れないか?それは熱処理が不十分で、硬さや粘りが不足しているからです。試してみますか。

熱処理が不十分で、硬さや粘りが不足しているニッパを体験
ひこぼしくん あ、切れない!室本鉄工さんが目指す鉄になっていないから、いくら刃を研いでもうまく切れないというわけですか。
長谷部さん そうです。鉄って不思議ですよね。では次はいよいよ最後の工程、研磨の作業です。

火花が散っている

手の感覚や見た感じで、指定の寸法通りに仕上げている
ひこぼしくん 火花が散ってる!
長谷部さん ここでは研磨職人さんが一丁一丁、ニッパの表面にあるデコボコや傷を削ったりピカピカに磨き上げたり、寸法や形を正確に整える作業を行っています。
ひこぼしくん 磨くだけでなく、寸法通りに形を整えているの?削っているニッパには、印や線とか、目印が何も書かれてないですよ?
長谷部さん そうなんです。手の感覚や見た感じで、指定された寸法通りに仕上げています。
ひこぼしくん すごい!まさに熟練のシゴトですね!

グリップを付けて完成したニッパ
長谷部さん 最後にグリップを付けて完成です。
ひこぼしくん わあ。カラフルですね!
長谷部さん 発色がいいでしょう。ビニルを溶かした溶剤をニッパの持ち手部分に付着させると、グリップになります。この工程は機械化しています。
ひこぼしくん なぜグリップが必要なんですか?
長谷部さん 安全性の確保と、サビ防止やすべりにくくするためです。グッと握れるし、力を効率よく刃先に伝えられるので、手が疲れにくくなるんです。
真ん中のペパーミントグリーンのグリップは蓄光性があり、暗い場所でも光るんですよ。電気工事は暗い場所で行うことが多いですが、これなら作業終了後にどこかに置きっぱなしにしてしまう心配がありません。
ひこぼしくん アイデアですね。
長谷部さん 「ニッパ」の製造工程は以上です。では次に、メリーカッタの切れ味を試してみましょう。

メリーカッタで、太いケーブルを切ってみる

力を入れてないのにスーッと切れる
社長 これが「メリーカッタ」です。ホースやケーブルなど軟材と呼ばれる柔らかい物を切ることができます。では実際にケーブルを切ってみます。
ひこぼしくん びっくり! 中に線が何本も入っている太くて固いケーブルが、力を入れてないのにスーッと切れていく!

最上級品のダマスカスメリーカッタ
社長 これは「ダマスカスメリーカッタ」といいます。
ひこぼしくん 刃に木目調の波紋模様がありますね。
社長 ダマスカス包丁という高級包丁を知っていますか?そのダマスカス包丁に使われている「ダマスカス鋼」という材質を使用していて、その模様です。また本体グリップ部の70%に木材を使っています。
ひこぼしくん こだわりがすごい!
社長 木のあたたかみと手なじみの良さ、さらに軽い力でもスパッと切れる鋭い切れ味を実現しています。まさに、使う人のことを考え抜いた、メリーカッタの最上級品です。
社長 次は、さらに作業効率を高められるナイル空気工具の組み立てラインをご紹介しましょう。
【3】 作業を楽にする、空気や熱を利用した工具

江野さんと田中さんとひこぼしくん

エアー工具を組み立てているライン
江野さん こちらは、エアー工具を組み立てているラインです。
ひこぼしくん エアー工具って何ですか?
江野さん 鉄線を切るニッパ部分と、刃を取り付ける本体にコンプレッサ機能のついた「切る」ことをメインとした空気工具です。種類もたくさんあります。いま、国内でエアーニッパを作っている会社はわずかなので貴重です。では、どんな風に切れるのかをご覧いただきましょう。
ひこぼしくん よろしくお願いします!

エアーヒルソー

エアーヒルソーで、鉄板が紙みたいに簡単に切れている
江野さん これは「エアーヒルソー」。このレバーを押すと、先端についたノコギリの刃が高速で前後に動き、鉄板を切り裂きます。車の修理工場や、板金屋さんなどで使われています。
ひこぼしくん わあ!ガラガラガラって、鉄板が紙みたいに簡単に切れちゃった。

ショットハンマー

ショットハンマーは、一瞬の空気の圧力で釘を打ち込む
江野さん これは「ショットハンマー」。主に打ち込み作業に使われる工具です。
ひこぼしくん 打ち込み?
江野さん 釘を打つ作業のことですよ。
ひこぼしくん わ!今度はパシュ、パシュって鳴ってる!
江野さん 「パシュ」は空気の音です。一瞬の空気の圧力で、釘を打ち込んでいます。人の力の何倍も強いので、このショットハンマーを使うと打ち込み作業が楽なんです。

マルチハサミ、写真ではわからないが実は刃が高速で開閉している

まったく手を動かさず、スムーズにスーッと切れる
江野さん 隣の工具は、「マルチハサミ」。車やバイクのシートの、余った部分を切る作業に使われます。一度動かしてみるので、ハサミ部分を見ていてください。
ひこぼしくん あれ?刃が止まっているように見える。
江野さん でしょう?実は片方の刃だけが動いて、刃の間がむちゃくちゃ高速で開閉しています。このサンプルを切ってみましょう。まったく手を動かさず、スムーズに切れますよ。
ひこぼしくん うわ!スーッて切れていく。

エアープレートシャー

バババババッと紙を切っていくみたいに鉄板が切れていく
江野さん 次の工具は「エアープレートシャー」です。マルチハサミのパワーアップバージョンで、ブリキなどの薄い金属板が素早く切れます。
ひこぼしくん 本当だ。バババババッと紙を切っていくみたいに鉄板が切れていく。

ヒートニッパ

固いプラスチックが、アメを切っているみたいに柔らかく切れる
江野さん ではいよいよ「ヒートニッパ」をご紹介します。電気を流し、刃の部分を熱くしてプラスチックを切ると、熱でプラスチックが柔らかく溶けてスムーズに切れていきます。これも体験してみましょう。
ひこぼしくん わあ、まるでアメを切っているみたいに、柔らかく切れていきます。刃の温度は何度ですか?
江野さん 約150度です。普通のニッパで切るとパチンと割れて破片が飛び散りますが、ヒートニッパはそんな心配はいりません。炊飯器の蓋やカードケースなど、いろいろなプラスチック素材が切れます。割れないし、切った部分も白濁しないので、樹脂成型業者の方によく使われています。さらにヒートハンド工具のニッパをつくっている国内メーカーは室本鉄工のみです。
ひこぼしくん プラモデルを作るときに、使いたいです。
社長 ひこぼしくんもプラモデルを作るの?実は最近、プラモデル産業に参入したんです。フィギュア愛好者にも好まれているようです。
ひこぼしくん 思いもよらないところで、便利に使われていますね。
江野さん ナイル空気工具の組み立てラインは以上です。最後に、替刃を作る作業をご覧いただきます。
【4】 ロボットの力で替刃をつくる

前川さんと髙橋さんとひこぼしくん

シュポン、シュポンと音がして切れる
髙橋さん ここはブレードラインといって、先ほどご覧いただいたエアーニッパの替刃を作っています。では一度、エアーニッパで切ってみますね。
ひこぼしくん 切るときにシュポン、シュポンと音がします。
髙橋さん 先ほど、エアー工具は空気の圧力を利用しているとご案内しましたが、詳しくは、空気の力によって刃を閉じる仕組みになっています。空気が送られる一瞬の音が「シュッ」です。瞬間的な空気の圧力はすさまじいので、太い鉄線も指一本で切れます。
ひこぼしくん まさにエアー工具!空気の力で切ってますね。
髙橋さん 先ほどハンド工具でニッパの刃付け作業をご覧いただきましたが、エアーニッパの刃も刃付け作業を行います。でないと、やはり切れずに鉄線にへこみが残るだけだからです。
次に、エアーニッパの替刃の「足部」を磨く自動ロボットをご覧いただきましょう。

内藤さんと水馬さんとひこぼしくん

多関節の工業用ロボットが替刃の足部を磨いている

エアーニッパの替刃、左の足部をロボットが磨いた
内藤さん この多関節の工業用ロボットは替刃の足部を磨く専用機械として、導入しています。
ひこぼしくん 足部って何ですか?なぜ磨く必要があるのですか?
内藤さん エアーニッパの本体内には、バネとピストンが入っていて、足部は、そのピストンと接触する部分になるので、しっかり磨いています。昔は全部人の手で磨いていましたが、出荷量が増大し、この多関節ロボットを導入しました。
ひこぼしくん 人より早く磨けるのですか?
内藤さん 人の手で行うと1分程度のものが、このロボットだと2分程度かかります。
ひこぼしくん あれ?ロボットの方が2倍の時間がかかるの?
内藤さん そうですね。でもこのロボットは、1つの部品を磨くために3種類の研磨ベルトを器用に使うことができ、しかも1台で7種類の替刃を磨くことができるんです。私たちは空いた時間で、付加価値の高い仕事に集中できます。
ひこぼしくん すごい!このロボットも、設計図通りに削って磨いているんですか?
内藤さん そうです。あらかじめプログラムした通りの寸法に削って磨いています。
ひこぼしくん いろいろな挑戦が可能になるんですね。
お困りごとは「とりあえず室本!」~カタログの先を創る


社長 工場見学ツアーはいかがでしたか。
ひこぼしくん ありがとうございます。とても丁寧にわかりやすく説明してくださり、体験もおもしろかったです。室本鉄工さんが発信しているSNSや、YouTubeの動画を目の前で見てるみたいでした。なぜ、発信に力を入れているのですか?
社長 当社は今まで企業や代理店、工場の方々に製品販売を行ってきました。ところが今は、何でも通信販売。企業の方々も、直接ネットで製品を購入する時代です。「室本」を知ってもらわないと、選ばれません。だから動画で当社の商品の特徴や使い心地を伝え、認知いただけるよう発信しているのです。
ひこぼしくん YouTubeでは、社員さんが、「この商品は、こういう悩みに応えます」と、実際に使い方や使いやすさを解説されています。
社長 そうした機能性や耐久性にも優れています。あとビジュアルも大切なので、いま少しずつデザインを一新しているところです。
ひこぼしくん 動画は、社長さんが作っているのですか?
社長 いえいえ。従業員がウェブチームを結成して、業務のかたわら紹介する工具を決め、シナリオを作って撮影、編集まで頑張ってくれています。ほかにもEC サイトを活用したPRで、販売に力を入れています。
ひこぼしくん ハンド工具「MERRY(メリー)」とエアー工具「NILE(ナイル)」の名前の由来を教えてください。
社長 メリーは当時、米国でよくある名前で、親しんでほしいという願いを込めて名付けたと聞いています。ナイルは、エジプトにある世界で一番大きなナイル川が由来です。
ひこぼしくん ありがとうございます、気になっていたんです(笑)。海外を意識していたみたいですが、当時から海外進出を考えていたのですか?
社長 ええ、当時から海外展開を視野に入れていたようです。出荷比率でいうと、現在、国内が65%、海外が35%です。今後も日本は人口が減り続けるでしょうから、省人化や生産拠点など、常に海外も視野に入れて考える必要があると思います。
ひこぼしくん 今後の展開を教えてください。
社長 当社は大量生産だけではなく、一品一品丁寧なものづくりを行ってきました。今後も、細かいところまでフォローできるものづくり体制でいくことに変わりありません。だからオーダー品が当社の強みになるのです。
ひこぼしくん オーダー品を作るときの心構えはありますか?
社長 「カタログの先を創る」。私たちは、お客様に「こんなものがあったら便利なのになあ」と諦めてほしくないのです。希望を伝えてもらえれば、できる限りお手伝いさせていただきます。どういう場面でどういう風に使いたいのか、求めていることは何か。丁寧にヒアリングし、開発につなげます。
ひこぼしくん 頼りになります!

社長 同業他社さんも、お客様に「うちは無理だけど、とりあえず室本さんに言えば何とかしてくれると思う」と言ってくださっているようですよ。
ひこぼしくん 困ったときは室本鉄工さんですね!
社長 「とりあえず室本!」です。現場で困っている人の手助けが、当社の役目と思っています。当社はもともと多品種小ロット生産や、変量生産にも対応できる環境を整えているので、注文があればぺンチ一つから作りますよ。
ロボットを導入していますし、DX化や自動化は否定しません。しかし、やはり機械にはできない気遣いというものがあると思うんです。そこは人の手で、とことん丁寧にこだわりたい。これからも細かいところまでフォローできるものづくりを目指します。
ひこぼしくん ありがとうございました!

工場見学の様子を動画で観てみよう!
まとめ!室本鉄工株式会社さんってこんな会社!?
- 工具を作り続けて約100年という老舗工具メーカー
- 不良品ゼロを目指す熟練工たちによる高い技術力や、優れた製品力を持つ企業!
- ものづくりのプロが絶大な信頼を寄せている!
※レポーターの勝手な推測です!本当のところはこちらでどうぞ!



