新・ものづくりへの挑戦
【アリエル株式会社】 落雷から電気機器を守る避雷器・SPDの寿命診断テスターを開発する

現場でSPDの寿命診断を可能に、低価格で必要な機能を1台にまとめる

SPDの普及・営業経験を通してノウハウを得た10年

アリエル株式会社の設立者2人は、10年前から、SPDの分野で世界をリードするドイツのメーカーの日本総代理として、SPDの普及・営業活動に携わってきた。
2003年に新JIS(IEC)が制定されたことを機に、それまでの誘導雷に対応する日本製のものに加え、直撃雷にも耐えるドイツ製等のSPD導入が始まる。一方、電気機器は日々高度に進化し、様々な用途で公共の設備から家庭用電気製品に至るまで組み込まれ、さらにエコの観点から操作電圧の低電圧化が進む。低電圧の電気機器は落雷被害を受けるケースが多く、SPDの採用も進んでいく。
このような中、2人は様々な条件下でのSPD設置を提案・実現し、普及活動を行ってきた。
新JIS制定から10年が経過し、国交省認定が定められ、国や地方公共団体の建物、ガス、鉄道、空港、高速道路などの設備にも積極的に採用されるようになってきた。
これで雷に対する防御は安心と思いきや、新たな課題が浮び上がる。

落雷被害を防ぎ続けるためには、SPDの寿命を知らなければ

SPD設置を提案していた2人は、ある日、点検が手薄なことに気づく。
SPDには寿命がある、設置前検査や落雷による寿命低下の確認が必要になる。寿命が低下したSPDは落雷を防ぐことができない。落雷被害を確実に防ぐためには、設置後、定期的にSPDの寿命を診断することが必要なのである。しかし、現在主流のドイツ製テスターは1台約30万円と高額であり、機能が限定的でSPDの機種によって使い分ける専門知識も必要とする。

結果、設置後の点検はほとんど行われていないのが現状である。様々な施設でSPDの設置が進む中、まもなく寿命が低下した多くのSPDの問題が浮上するであろうことが予測された。
そこでアリエル株式会社の2人は、これまで培ったノウハウを活かし、次の新たな取り組みを始める。

低価格で必要な機能を1台にまとめ、現場担当者が使えるSPDテスターの開発をめざして

現在、アリエル株式会社では、専門的知識を持つ者がいなくても現場でSPDの寿命を診断できるテスターの開発・製造をめざしている。
必要な機能を1台にまとめ、液晶表示で操作をわかりやすく工夫する。現場で診断でき交換の判断ができれば、寿命を知らずに被害に合うことを防げる。

近年は電気機器が停止すると社会生活に大きな影響が出ることがある。さらに環境の変化により集中豪雨での雷発生頻度が増えていることから、SPDとそのテスターは今後ますます重要になっていくと考えられる。

お問い合せ先

◆アリエル株式会社◆
〒573-1115 大阪府枚方市南樟葉1丁目7番7号 さくらビル2階
TEL/FAX:(072) 845-6782

私たち2人はサラリーマン生活40年を経て起業しました。サラリーマン生活の間、高度経済成長の時代からバブル崩壊、リーマンショックを経て、現在、長期低迷経済の只中にいると認識しています。
私たち定年前後の世代の人間が起業して成功することは若い人たちにも希望を与えられると信じています。

(右:代表取締役社長 川西 進一氏 / 左:専務取締役 米井 康ニ氏)

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