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株式会社日東工作所

注目の技術・製品

世界の大企業が注目する町工場のモノづくり!(株)日東工作所の技術に驚愕!

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ロータリーエンジンといえば「マツダRX-7」を連想する方も多いでしょう。現在でも、数多くのロータリーエンジンファンが存在します。ロータリーエンジンは「レシプロエンジン」で用いられている「ピストン」を「ローター」に置き換え、燃焼サイクルを行うエンジンです。
ドイツの技術者フェリクス・バンケルが1957年に西ドイツのNSU社とWankel社との共同研究により開発に成功しました。
日東工作所02
自動車用としてはNSUバンケルタイプが実用化されており、その後、東洋工業(のちのマツダ)が量産化に成功し、コスモスポーツに搭載しました。他にもシトロエンなどが生産モデルに搭載していますが、1970年代以降も自動車用として量産を続けたのは資本主義圏内ではマツダが唯一のメーカーです。

日東工作所は1993年からロータリーエンジンの製造に携わり、1997年に「ラジコン模型用バンケル型ロータリーエンジン(排気量20cc)」の販売を開始しました。小型ながら、バンケル博士が考案した基本構造を全く省略せず、高精度で忠実に再現し、また、日東工作所の特許であるサイドプレートによリガス圧縮を抜群にしたことで、本来の特徴である「コンパクト、高出力、低振動、低騒音」が実現しました。
現在、国内でロータリーエンジンを製造しているのは、マツダと日東工作所のみです。日東工作所のロータリーエンジンの精密さ、加工技術には、マツダも絶賛し、社内報「MY MAZDA 2008 7-8月号」でも紹介されました。

日東工作所のロータリーエンジンは、設計からパーツ加工、組み立てまで全て自社で行っており、その加工精度のレベルの高さは、世界中から注目を集め、時には日東工作所の小さな工場に、大企業が視察に来られることもあるそうです。

ヘリコプターをはじめとする模型飛行機用の小型ロータリーエンジンは、ラジコン愛好家に人気が高く、レシプロエンジンとは全く違う独特のしなやかさやパワーにその魅力を感じているのでしょう。またディープなマニアの間ではRCカーに搭載することが密かなブームとなっているようです。

 
 

アメリカの大学も驚嘆の技術力!ミニマムサイズのロータリーエンジン完成!

日東工作所
アメリカのカリフォルニア大学バークレー校が、国からの依頼で世界最小のバンケル型ロータリーエンジンの開発に着手し、ミニマムサイズのロータリーエンジンの研究開発及び試作品の製作に数年間取り組みました。しかし完成に至らなかったことから、2000年9月、最終的に日東工作所に試作品製作の依頼がきました。
前代未聞の世界最小のロータリーエンジン製作に関わることになった日東工作所は、ローターのサイズを1センチメートル程で設計し、エンジン容量0.137ccで、提示された仕様通りの満足できるスペックで納品を完了させ、カリフォルニア大学のロータリーエンジン研究室を驚嘆させました。
カリフォルニア大学バークレー校からは、水素で自力運転が出来たとの報告を受けています。(右写真は、世界最小ロータリーエンジンの実際のパーツ)
 
 

「他社の真似はしない、あくまで独創的に」をモットーに、更なる「多能工」を目指す!

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1965年、創業者の更谷勇氏は大阪市で「加工方法の考案を含めた治工具や専用機の設計製作」及び「精密機械加工」を専門とした日東工作所を設立しました。

治具とは、加工や組立て・検査の際、部品や工具の作業位置を指示・誘導するために用いる器具で、これによって加工が容易になり、仕上がり寸法の統一化や誤差をなくすなど作業能率を増し、不良を大幅に減らすための大量生産に適した道具です。

取引先は、全国の大学や大手メーカーなどで、顧客も言わば製造のプロです。そのプロ達が効率的な量産方法を見つけ出せず、悩みや要望は日東工作所に持ち込まれます。そこから解決策を考え、治具として形にし、製品化してきました。
更谷勇氏はそういった難題に挑み、解決に導き、顧客を喜ばせる治具作りが得意でした。また人とのご縁を大切にし、ご縁によって受けた恩恵は、社会に返していかなければならないという考えを持っていました。
子供のころから、その背中を見て育った現在の代表取締役社長、更谷雄三氏(2000年に就任)は、唯一の師匠である父を心から尊敬し、そのスピリットを継承しています。

更谷雄三社長曰く、治具作りは、「着眼大局、着手小局」と言います。唸って唸って、やっとの思いで絞り出したアイディアと、それを形にする緻密な加工技術は、日東工作所のノウハウとして長年蓄積されてきたのです。
生産・施工の現場において、1人が一つの職務だけを受け持つ「単能工」に対し、1人で複数の異なる作業や工程を遂行する技能を身につけた作業者のことを「多能工」と呼びますが、親子3人だけで全てをこなしてきた日東工作所は、まさに多能工と言えるでしょう。

 
 

ロータリーエンジンは通過点。日東工作所の技術は、まだまだ進化し続ける!

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なぜ、小さな町工場でロータリーエンジンの製造ができたのか?

これは日東工作所が掲げる独創的な考えの元、「どうしたら実用化できるか?」を追求できる優れた設計力と、思い描いた通りのパーツを作れる技術力が、創業時からの治具製作により、ずっと培われてきたからだと言えます。

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そんな日東工作所のロータリーエンジン開発秘話や加工技術について、多くの人が関心を持ちました。テレビ出演や新聞・雑誌など各種メディアへの掲載、そして講演会や高校の特別授業、大学の外部講師などの依頼もたくさんあり、その筋では更谷氏は今やすっかり有名人です。

でも、日東工作所は「ロータリーエンジン屋ではない。」と言い切っています。
『困難とされる複雑形状精密部品を治具と工具を工夫して「削り出す技術」それが日東工作所の「売り」である』のです。
モノづくりの面白さを多くの人に伝えることで、若き頃の自分のように、「モノづくりがしたい!」「モノづくりは楽しい!」と思う人が増えることを更谷氏は願っています。

日東工作所は2014年12月に東大阪市から枚方市に移転し、枚方市モノづくり企業の仲間になりました。どうぞお見知りおきを!

 
 

お問い合わせ先

株式会社日東工作所
【本社】
〒573-0131 大阪府枚方市春日野1-1-7
電話 : 072-808-4110
【WEBサイト】日東工作所Webサイト
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